今更ですが電験三種とは

全般


ボクも実務経験ゼロで、たまたま資格試験に通っただけの素人です。なので、きちんとした話は電気技術者試験センターのHPを見ていただくとして、ざっくりした話を。

資格でできるお仕事

電気工作物とはざっくりいうと電気を受電する工場、ビル、建築物などです。600Vより高い電圧で受電する電気工作物(事業用電気工作物)には電気主任技術者の専任が必要です。つまり、ちょっと大きい工場、ビルなどには電気主任技術者が必要ということです。電験三種だと5万V未満、電験二種では17万V未満までの保安、監督ができる資格です。この資格を持てば老後も職に困らない という話があります。

試験について

電験三種は今年から年2回の受験になったので、政策的に電気主任技術者を増やそうとしていると予想します。受験申込は 今年の前期は5月16日〜、下期は11月21日〜で、両方とも2週間くらいしか申込み期間がありません。うっかり見過ごさないようにチェックしておきましょう。受験票に貼るカラー写真を準備必要と思います。

電験三種は4科目。科目合格制度ありで3年で4科目全部をクリアするのが合格条件です。1年1科目では期限切れリセット科目が発生して合格できません。どこかで2科目合格する年が必要です。1年1科目集中ではダメということですね。

試験合格率・難易度

合格率は受験申込に対しては10%を切ります。実際に受験した人数に対しては10数%ですが20%には達しません。難易度は高いと思います。

しかし、電験三種の合格者自体は増え続けています。ちょっと古いデータですが2014年から2019年の間に毎年平均0.9%、8000人程度づつ増え続けています。人気の高まりを示しています。

科目合格の基準点は60点程度。
法規<電力<機械<理論 の順で数学が重要になり、暗記で解ける問題が少なくなるイメージです。数学に自信があるか、無いか で、作戦と勉強時間には大きな差が出るでしょう。鬼門は理論かと。理論で一番難しい分野は過渡現象と思っています。二階微分方程式の解法かラブラス変換ができれば解けるでしょう。満点近くが狙えると思います。逆に三角関数が怪しい方は交流の問題が厳しいので、一旦数学の勉強から入るのも手と思います。

おすすめ参考書は https://50dainoboku.com/denken-sanshu-osusume-sankousho/
勉強の進め方は https://50dainoboku.com/denken-sanshu-bokunobaaino-benkyouno-susumekata/

世の中の傾向はガソリンで走っていた自動車が電動化するなど電気の需要は拡大し、太陽光発電パネルの普及による電源分散化など、電気主任技術者のニーズは拡大しています。合格率が低いことは参入障壁で、合格してしまえば貴重な人材となることの裏返しです。

ニーズが拡大する必置資格かつ国家資格、貴重な時間を勉強に当てる十分な理由になるのではないでしょうか?以上参考になったら嬉しいです

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