電験三種 勉強開始〜合格まで(その1)

全般

 ボクは50代半ばにして2年間の勉強で電験三種に合格しました。その道のりを何回かに分けて示したいと思います。何月に何をした とクドクド書いているので、この時期にこのような状態、このような勉強をしているペースだったらどうなったか の参考になるか と思います。

ボクは定年後に備えて資格を取ろうと、ネットで情報を集めました。電気系ではないボクは電験三種という資格のことを知りませんでした。定年後にも正社員が狙える資格として電験三種に行き着きました。電気系ではありませんが、理系で物理や数学については、昔取った杵柄でした。その分 多少時間が節約できていると思います。

参考書、問題集

ボクが使った参考書、問題集は以下です。

  • オーム社 完全マスター 電験三種受験テキスト 理論 改定2版
  • オーム社 完全マスター 電験三種受験テキスト 機械 改定2版
  • オーム社 完全マスター 電験三種受験テキスト 電力 改定2版
  • オーム社 完全マスター 電験三種受験テキスト 法規 改定3版
  • 電気書院 電験3種過去問題集 平成30年度版

詳しくは 参考書に関する過去記事 と 問題集の過去記事

学習順序

電験三種は御存知の通り4科目あります。科目別に学習するオススメ順序は

理論→(電力or機械)→法規 です。

ボクもこの順番で勉強しました。理論→機械→電力→法規です。

 電力、機械で使用する物理法則や数学は理論で勉強するので、理論を最初に勉強するのが効率が良いです。数学の必要度は 理論>機械>電力>>法規 です。法規はかなり暗記ものです。ボクは暗記物は苦手で、法規が苦手科目になりました。実際に1年目法規を落としています。

 ガッツリ暗記物の法規を後回しにすると、試験に近い頃に勉強することになり、暗記した記憶が抜ける前に試験を受けることができます。

 また、ボクの場合は、一発合格を狙っていたのですが、全科目に戦力を割り当て、討死が増えるくらいなら、法規を捨てて戦力を集中するという選択も考えていました。学習計画時は法規もしっかり準備する計画を立て、勉強が遅れたら法規に当てる時間を他の科目に当てて3科目合格を目指す ということです。

 電力、機械の順はお好みですが、数学が不得手で暗記得意の方は電力が先でしょうか?電験三種の勉強は4科目で長丁場です。理論→機械では数学が不得手な人には苦行かもしれません。気分を変えるため 2番目電力 はありです。ボクの場合は、テキストを読んで理解していく段階で、機械の誘導機がイメージできなくて苦しみました。電力はケーブルの話など少し身近に感じて、嫌になっていた勉強がちょっと楽しく?なっていました。

学習計画

 2017年9月8日から電験三種の勉強を始めました。電験三種試験本番まで、ほぼ1年勉強できる というタイミングです。目標は一発合格。

 作戦は、最初に教科書的な参考書を読んで理解する。その後、過去問の問題集を解く です。過去問を解くことで以下のメリットがあります。

  • 良質な問題を解くことができる
  • 試験の傾向がつかめる
  • 本番のように練習できる(自分の解く時間が遅いか、速いか分かる)

 参考書についてボリュームは以下のようでした。

  • 理論308頁
  • 機械419頁
  • 電力452頁
  • 法規324頁

合計1503頁

 学習計画では、参考書→過去問 となるが、試験半年前の3月には過去問にかかりたい。1日10頁づつ読んで1500頁読み終えるには150日=5ヵ月。9月上旬から始めたので5ヶ月+αで2月末までの半年間で読み終える計画としました。

 過去問の問題集は3月頭~開始する。過去問の量は’08~’17の10年分✕4科目なので40回分。平日1科目1年分を2日で解くペースを続けたら2ヶ月と20日。

 過去問を1回くらい解いたところで過去問をとき続けるのが良いのか、テキストに戻るほうが良いのか判断する。あまりに解けないようだと、参考書に戻るなど、作戦変更が必要なはず。そのための半年以上前から過去問開始。

最後の1ヵ月は予備とする。なので8月はその時になってからやることを決める。

 上記より、過去問の期間は、3月頭〜7月末の5ヶ月間となる。過去問問題集を2回まわせる。しかし、できたら3回まわしたい。このときの計画では、平日でも休日でも同じペースで見積もっている。実際は休日にもう少し進められるので3回いけるかも。

これくらいのザックリ計画を立てて、毎日の勉強を開始しました。

(2017年9月時点での作戦)

  • 2017年9月8日〜2018年2月末(5ヶ月+α) 4科目テキストを10頁/日のペースで読む
  • 2018年3月頭〜7月末 過去問
  • 2018年8月頭〜8月末(1ヶ月) 直前追い込み & マージン
  • 2018年9月頭 電験三種試験本番

理論 参考書読み

 まず、電験三種の理論科目参考書を毎日10頁を目標に読み進めました。高校の物理を思い出します。確かあったな〜とか思い、とっつきにくくはないが、簡単ではない。覚えるべき公式を別ノートに書き留めていきました(公式暗記用ノート)。 

 参考書にある公式は多すぎて覚えきれない。最低限の公式を覚えておいてテスト中に導出する。この方法は学生時代からボクのやり方です。数学力が必要で、同じ導出を試験中にもするのでスピードも必要。万人にオススメではありませんが応用が効くメリットがあります。

 完マスシリーズは節目で練習問題があり、それで実際に手を動かして自分の理解度を確認できるとても良い参考書でした。が、その練習問題も含めて10頁ペースはかなりハイペースで、やってみると毎日10頁のノルマは完全に崩れていきました。

  長くなってきたので続きます。参考になったら幸いです。

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