電験二種とはどんな試験?

一次試験

試験でできるお仕事について

電験二種とは、電験三種の電圧制限をもっと上に引き上げた、上位互換資格です。電験一種もあり、これは さらに上位互換ですが、電力会社で発電所の管理をしたい人向けのようです。電験二種があれば大きな工場やショッピングセンターの管理が可能。と、いうことはそういう大きな施設には必ず1名は必要な人材ということです。ちょっと大きな企業が事業拡大で工場などを増やそうとすれば必要なレア人材になります。体力が許せば70歳まで働ける という記事があります。ボクの場合は電験三種より未経験でも定年後の再就職が狙いやすい と期待して取得しました。

合格率について

受験申込者数は8000人程度で横ばい。申込者数に対する合格率は5%〜。10%には届きません。実際に受験した人数に対する合格率は20〜30%程度のようです。電験二種に必要な受験資格は特にありませんが、電験三種を持たない人が受けることもほぼ無いでしょう。電験三種所持者の受験でこの合格率だとすると相当難関です。ボクの電験二種を受験した実感から言うと、マジでキツイ というところです。

試験について

電験三種と試験的に違うのは二次試験があることです。電験三種の選択式問題4科目は、そのままの雰囲気で一次試験となります。より高度にした内容です。マークシート選択方式も同じ。

二次試験は記述で2科目。電力・管理 と 機械・制御 です。電験三種の科目に強引に当てはめれば、理論と法規が無くなって、残りの電力、機械を激ムズにした感じです。なんと言ってもマークシートではなく記述式。カンで答えてラッキーはありません。メリット?としては中間点があるはずです。

一次試験には、電験三種のような科目合格制度があります。電験三種と同様、3年で全科目合格が必要。科目合格していれば翌年その科目について免除されます。二次試験は一次試験合格年とその次の年に合格すればOK。二次試験は科目合格ではなく次の年に一次試験を免除されるということです。二次試験は2科目について同時に合格基準に達する必要があります。この複数年に渡る合格制度を使って戦略的に勉強を進めて合格を目指すことになりそうです。

合格のためには6割程度の得点が必要。特に二次試験は計算問題と論述問題があり、対策は大きく異なります。難易度的にも運の要素が入りそうです。二次試験の2科目は合計点が合格基準に達しているだけではなく、科目単体で平均点を大きく下回るとダメで、両方のレベルアップが必要です。

試験申し込みは5月上旬 or 中旬くらいからの2週間。期間短いので写真など早めに準備しておくことをオススメします。また、電験三種は一つの県に一箇所は試験会場がある感じでしたが、電験二種は地方の中心都市くらいに試験会場がある感じになります。地元に試験会場がなく、泊まりになることになるかもしれません。以上 参考になったら嬉しいです

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