電験二種〜合格まで その10

一次試験

前回までのあらすじ

お盆から一次試験対策。一次試験まで残り1ヶ月。ただし二次試験計算問題に不安が残る。一次試験 電力の過去問を解くだけではなく、二次試験対策も合わせて行うことにする。ただし、単純に一日あたりの勉強量を増やしても、中々計画通りには進まない。(この年はコロナ騒動で一次試験、二次試験とも2週間程度後ろ倒しの日程になってます)

一次試験追い込み

一次試験電力科目の過去問問題集は 前出の 『電力の15年間(電気書院)』です。6月に1回解いています。

ローラー作戦で解いていきます。ローラー作戦は日を開けずに同じ問題を2回解くので2回目は非常に高い正答率になります。8月14日に開始して、8月30日に2,3回目が終わります。連続して4,5回目も解きはじめ、9月11日終わります。最後はノルマ以上解いて間に合わせています。

2,3,4,5回目の正答率は74,91,89,96%と上がって自信がついてきます。

9月11日は試験本番の前日。更に電力の過去問’19〜’14の6年分時間を測りながら解きます。リハーサルです。『電力の15年』は分野ごとにまとめてあるので、1年分大問7問と言っても、本番とは違います。得意な分野や苦手な分野が固まるので、点数をカウントしても実力が反映されていない可能性があります。

雑誌 電気計算2019年10月号(電気書院)や、電験2種模範解答集(電気書院)は出題年度による過去問の配置になっているので実力を測ることが出来ます。19年の結果は、99点/105点 (時間23分)です。他の年は105,102,93,102,105点でした。

同じ過去問を順序変えしているだけなので、出来て当たり前かもしれません。が、一次試験 電力科目については、完成した と感じました。

この間も一応、二次試験計算問題の過去問を解いています。8月15日に計画してから27日で43問です。1日2問は出来ませんでした。やはり、一次試験が近づくと目前の目標が優先です。気分的に目標未達は面白くありませんが落ち込んでいる時間はありません。

一次試験本番

9月11日の午後は試験会場である広島県東広島市にドライブし一泊した。電験二種は三種と違い、受験会場が各県に無い。ボクの場合は広島県へ遠征になった。翌日の試験本番は11:25〜12:55。自宅からドライブすれば3時間程度で着くと予想する。無理すれば当日移動もできそうだが、トラブルや駐車場探しなど予想外の事が起こったら嫌。試験会場である広島大学 東広島キャンパスには行ったことがないので前泊を選んだ。コロナで出張もなくなったので久しぶりのビジネスホテルで一泊。

試験当日。雨。西条駅からバスに乗って、東広島キャンパスへ。同じく試験かな と思われる数名と一緒。

一次試験 電力本番。やはり初見の問題は難しい。過去問で90%以上の正答率でちょっと 奢っていた気分は吹き飛ぶ。選択肢で迷う。自信をもって選べないものが多い。とりあえず最後まで解く。自信がないものは『?』マークなどつけていく。もう一度最初から見直す。時間は十分に余裕がある。例えば1問目の水素冷却。15年分もやったのに過去問にないじゃん。水素ガスシールの問題。元々機械系なので何とか食らいつく。発電機の回転部分から冷却媒の水素が漏れる様な話。シールって?貼りつけるシールではなく、漏れ防止のシールだよね。問題の文章から水素漏れを防ぐために油を漏れさせている と予想し解いていくが、そもそも知らない内容なのですでにピンチである。見直すごとに選択肢を迷って3回修正したものもある。

自信を持って正解と予想する問題に星印をつけた。その問題を数えて、合格ラインにありそうか 予想する。51点。もし、自信がない選択肢が全滅すれば不合格。カンで答えても全滅は難しいので、多分そんなことはないが・・・。つまり手応えとしては『よっしゃ行けた!』ではなく『多分 行けたと思うけど・・・』という感じ。

試験が終わってバスで西条駅にもどり、駅前でラーメンを食べたあとドライブして自宅に戻った。

一次試験結果

9月13日。ネットで非公式の一次試験解答速報が出ていました。問題用紙にメモした自分の選択肢と比較し答え合わせ。90点満点中 69点。とりあえず合格のようです。過去問の正答率からするとかなり低い。本番の恐ろしさ。過去問を完璧にしても、本番ではマージンはグッと減っていました。とりあえず、過去問を完璧にしておく作戦は正しかったようです。

ボクの好きな軍事関連での諺にあります。『訓練は本番のように、本番は訓練のように』(こんな感じでした) 練習段階で十分なマージンをとって正解だったようです。

ちょっと長くなっていますが、続きます。

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