素人解説 令和4年度下期 電験三種 理論科目問2

電験三種

50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。

令和4年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問2

出典:令和4年度下期 第三種電気主任技術者試験  理論科目 問題 問2

問1に続き、電気力線の問題です。例によってヒントは少なく、図の電気力線から読み解くしかなさそうです。統計など取っていませんが、電気力線の問題はレア出題のような気がします。電気力線を分かっていなかったら2問連続で失点で痛いです。分からない となったら時間を節約するためカンで答えて次の問題に時間を残すか、粘って食らいつくか、反射神経で決断が必要です。

気がつくべきこと

  1. 全ての矢印が下側極板に向かっている
  2. 下側極板は負、上側極板は正の電位
  3. 上側電極から下側電極に4本矢印。
  4. 上側電極から導体球に1本矢印
  5. 導体球から下側電極に9本矢印

もし、Q=0なら5.の本数が4.と同じ1本になっていると思います。つまり、導体球で増える本数が0になるはず。実際は5.で9本になっています。あと、5.の下側電極に矢印が向かっているのでQ>0。

もし、導体球の電位∪>Eなら、導体球から上側電極に矢印が向くはず。∪=Eなら4.の1本は0本になるはず。実際は上側電極から導体球に矢印が向いています。よって∪<E。

以上から選択肢は(1)です。

ボクは問1は正解でしたが、問2は間違ってしまいました。電気力線=分からない ではなく、確か・・・と曖昧な記憶で粘ってしまいました。時間も問2終了までに6分近く消費し、計算問題ではない割に時間がかかってしまいました。

過去問を解くときに、本番のシミュレーションをして、この辺の判断力も訓練したいところです。これは過去問を初見で解くときしかできないので、貴重な体験です。

『訓練は実戦の如く。実戦は訓練の如く』ボクの好きな軍事関連のことわざです。過去問を解くときに検討しては如何でしょうか。以上 参考になったら嬉しいです。

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