50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和4年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問1
出典:令和4年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問題 問1
まごつきました。一応、記事を書く前に、自力で時間を測って解くのですが、この第一問はヒントが少ない。初っ端から奇襲です。これで解けるの?と思いました。
思い出すべきは 電気力線の数は電荷に比例する です。一応 頭の片隅に覚えていたのですが、電気力線は目に見える訳ではないので、イマイチ実感がない。でも、試験本番なら、手持ちの材料で食らいつくしかありません。
仕方ないので図をよく見ます。よく見て以下に気づく必要があります
- QAからQBに矢印が向いている
- 電荷QAからは16本矢印が出ていて、電荷QBへは8本矢印が入っている
電気力線の数が電荷に比例する と2.を考え合わせると電荷QBの大きさは電荷QAの半分。
1.からは電荷QBはQAと反対。
電荷QAが16ε0と言うことは電荷QBはー8ε0になります。選択肢は(4)。
参考書にはガウスの法則というのがあって、この法則についての問題のようです。ガウスの法則:任意の閉表面上の外向きの電気力線数のε0倍は、その閉表面の中にある電荷の代数和である。
任意の閉表面・・・挿絵を見てもグニャグニャした丸が書いてあったりして何か、ちょっととっつきにくい。これを解釈すると、電気力線の数✕ε0=電荷 になります。よって『電気力線の数は電荷に比例』という話に繋がります。
多分頻出の分野でないと思うのですが、とっつきにくい法則でも自分なりに解釈して、何か記憶に残して置くのが良いと思います。以上 何か参考になったら嬉しいです。