50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和4年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問7
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一見してブリッジ問題か と思いますが、普通の抵抗問題です。Rxが付いていますのでちょっとひねられていて、最初にどう解くか、方針を決めるのが重要とおもいます。
図のようにRxとブリッジ状の部分を並列に分けることを見抜くのが最初です。
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次にブリッジ状の抵抗を普通の直列・並列回路に変換する が方針です。
覚えるべき公式
ΔーY変換の公式:3つありますが、一つだけ示して残りは省略。abcを頂点とする三角形の辺abにある抵抗をRabなどとすると、
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この公式をつかってブリッジ部分の上のΔをYに変換してしまえば直列+並列回路になります。あとは数値を当てはめて解くだけです。
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結局、ブリッジ状の部分の部分の抵抗値は、(1/2+2)/2+1/4=3/2 となり、問題は最終的に、Rxと1.5Ωの並列接続が0.6Ωになる と単純化されました。
1/Rx+1/(3/2)=1/(0.6)
1/Rx+2/3=5/3
1/Rx=1
Rx=1
選択肢は(1)
いよいよ3月試験まで2週間。準備は如何でしょうか?もう、ここまでくると新しいことをやるより復習中心。法規など暗記物を頭に入れることを優先しましょう。理論科目のような計算中心の科目は調子を落とさない程度に解いていく。社会人の方は試験直前金曜に有給を取得できないか、検討しましょう。合否は準備段階で、ほぼ決まっています。実力を出し切れば悔いが残らないと思います。
以上なにか参考になったら嬉しいです