50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和4年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問8
交流の電力を求める問題です。スイッチSが閉じているときは簡単。スイッチSが開いているときには、ベクトルで抵抗とコイルをイメージする必要があります。
解き方
スイッチSが閉じているときの電流、電力をI1、W1、開いているときをI2、W2とすると、
W1=EI1=E2/R (1)
スイッチSが開いているときは、LR直列回路なのでインピーダンスをZとすると、複素数表記で
Z=R+jωL ここで ω:角速度:2πf (2)
W2=I2Ecosθ=E2cosθ/Z=E2Zcosθ/Z2
ここで、図より Zcosθ=R なので
W2=RE2/Z2 (3)
問題文よりW1とW2の関係は
0.5W1=W2 (4)
式(1)(3)(4)より
0.5E2/R=RE2/Z2
整理して Z2=2R2
一方(2)より、 Z2=R2+ω2L2
よって R2=ω2L2
L=R/ω=R/2πf
選択肢は(2)
ついに後期試験まで1週間を切りました。見直し中心、コンディションの維持中心ですね。
この時期、本番の試験のことを考えると緊張します。試験後に何をするか を考えると少し楽しい気分になり緊張を抑えられるでしょう。
本試験の会場では、周りの人が皆 賢そうに見えます。でも、電験は選抜試験ではありません。過去問のリハーサルで一定以上の点数が取れていれば、本番でも同様の結果が出せるでしょう。6割取れれば多分合格。他の人は関係ありません。しっかり意思を保って悔いなく受験しましょう。何か役に立ったら嬉しいです。