素人解説 令和3年度 電験三種 理論科目問4

電験三種

50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。

令和3年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問4

記述と計算の複合問題です。どちらかというと、計算問題に近めです。ですが、複雑な計算は無く、これも時間短縮したい問題です。

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出典:令和3年度  第三種電気主任技術者試験  理論科目 問題 問4

選択肢(ア)

右手の法則です。アンペアの法則という名前はすっかり忘れています。妨げる方向なので絵のような方向です。②の方向の電流が答えですね

選択肢(イ)(ウ)

磁界の変化により起電力が発生する  という問題です。覚えているべき公式は

  • V=Blv

なんですが、この公式をそのまま使うのではなく、考え方を使います。右辺  B:磁束密度、l:電極長さ、v:電極が動く速さ  をそのまま代入は出来ません。使う考え方は、1秒あたりに電極が通る磁束数が起電力になる  ということです。以下のようなイメージです。

lvは電極が通り過ぎる面積です。これに磁束密度Bをかけるので、1秒あたりに変化した磁束=電圧  となります。

200巻の電線で、1本あたり10(mW)変化するので、磁束が変化する総量は

200✕10(mW)=2000(mW)=2(W)    ・・・選択肢(イ)

起電力は1秒あたりなので、0.5秒で2(W)変化するので

2(W)/0.5=4(V)        ・・・選択肢(ウ)

公式について

参考書、教科書には多くの公式が載っています。勿論、全て覚えられれば良いのですが、とても覚えられませんし、実は覚えた公式を、どの場合に使うのか  ということも同時に覚えなければ実際に使えません。

ボクの場合は、厳選した公式を、その意味を理解して覚えておいて応用する  というやり方をしました。何か参考になれば嬉しいです。

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