電験の勉強をするなら学習計画を立てましょう
５０代のボクです。電験三種、電験二種の合格経験について書きたいと思います。電験の勉強は年単位の長期に渡ります。きちんと学習計画を立てないと勉強できなかった科目がでたり、過去問の問題集を解き切らないうちに本番突入になったりしますよね。
具体的な学習計画の立て方
写真はボクが電験二種二次試験の半年前くらいにザックリ計画を立てたときのメモです。その後に赤ペンで実績も書いていますね。過去問題集１回解くのを５月初旬から７月中旬の２ヶ月半。それから一次試験対策を１ヶ月半。それから２ヶ月半で過去問２回目を解く計画です。ボクの場合の学習計画の立て方は以下です。
- 試験直前の１ヶ月くらいを予備・追い込みに当てる
- ゴールまでのボリュームを想定する
- １日の分量を決め、月単位、週単位の計画に落とし込む
- 適宜計画を修正する
簡単ですね。以下に具体的に説明します
１．試験直前の１ヶ月くらいを予備・追い込みに当てる
試験直前１ヶ月位は暗記物を集中して行いたいので、最初の計画には組み込まないで残しておきます。実際には暗記だけで１ヶ月も行わないので、計画が遅れた場合のバッファに残しておくという意味もあります。順調なら最後に過去問を集中して解く。最新の過去問をあえて解かずに残しておいて、疑似本番試験のような日を作ったりするのも良いと思います。
２．ゴールまでのボリュームを想定する
ゴールまでのボリュームとは、最終的に試験本番までに勉強するボリューム＝テキストを読む頁数や、過去問を解く問題数、回数です。これが、達成できれば自分は電験に合格できるという内容にする必要があります。
ボクが電験三種の勉強を始めた時は、まず電験三種の教科書の頁数を足し合わせました。４科目分で約１５００頁ありました。毎日１０頁読んで１５０日＝５ヶ月間かかる と計画して勉強開始しました。（当然、遅れていきましたが）
また、過去問についても同様に想定します。受験当日までに過去問の問題集を何回解くか 自分で目標を立てましょう。ボクは過去問５年分収録とか、１５年分収録とかの問題集を使っていました。１回では不安なので最低２回は出来るように計画していました。これくらいやれば合格できるのでは？これくらいやりたい を想定します。本当に出来るか は想定せず考えるので上ブレするはずです。以下は過去問 問題集を解く という場合で説明します。
３．１日の分量を決め、月単位、週単位の計画に落とし込む
最終目標は、自分が確保できる勉強時間、勉強のペースから、１ヶ月、１週間単位のザックリ計画を立てる です。
試験本番までの残り期間を使って２．で計画した分量を進めることが出来るか、です。この計画が一番難しいです。ボクの場合は平日１時間半〜２時間、休日４時間程度の勉強時間しか取れない と想定していました。自分がどのくらいの時間で、過去問１問解くことが出来るか。その時間と想定勉強時間の兼ね合いで、過去問 問題集を何回解くことが出来るか決まります。２．で決めた分量との比較になります。ここのところは大体、勉強時間が足りないことになると思います。
目標とする過去問回しの回数と実際確保時間からできそうな回数。両者にギャップがあれば、目標値を下げるか、自分の生活を見直して勉強時間を増やすしかありません。勉強時間を増やすにしても、根性論で『土日は１２時間勉強する』 と決めても、何ヶ月も続くとは思えません。過去の自分の人生を振り返って、自分が出来そうなところを設定しないと 計画頓挫→自己嫌悪→モチベーションダウン→計画頓挫 のループに入ります。ここが人生経験が生かされるところで、これまでの人生を振り返って自分の根性、覚悟ならここまでなら出来る というところを設定するのです。４０代、５０代ともなれば自分のことは分かるはず。
写真では電験二種二次試験までの半年で２回しか過去問を出来ないことで悩んでいます。過去問を解いてきた経験で、あと２回解くだけではダメ、３回解く必要があると考えました。しかし、今のペースでは時間が足りません。ペースUPが必要で平日と週末の過去問を解く目標回数を変更する検討をしています。電験二種二次試験過去問を平日３問＋休日５問（週２５問）では期間がかかりすぎる。かと言って今の生活環境ではこれ以上の時間捻出は困難。気合で目標だけ高く設定しても挫折が見えているので、機械・制御科目の論述問題を全く解かないということで、問題数を少なくする検討をしています。
４．適宜計画を修正する
勉強を進めてきたら、節目で計画をUPDATEしたいところです。
ですが、話が長くなったので、計画修正については次回にしたいと思います。
電験挑戦の参考になったら幸いです。よろしくおねがいします。
