素人解説 令和3年度 電験三種 理論科目問12

電験三種

50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。

令和3年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問12

出典:令和3年度  第三種電気主任技術者試験  理論科目 問題 問12

磁界内の点電荷の運動問題です。

磁界内の点電荷は、等速円運動する というのは覚えてしまっていました。直径などは一々公式から導き出していましたが。今回はちょっと ひねって電界の力とバランスさせて直線運動している問題です。

覚えておくべき公式

  1. 磁界の中で運動する電荷が受けるローレンツ力の公式:F=Bqv
  2. 磁束密度を求める公式:B=μH
  3. 電界で電荷が受ける力の公式:F=Eq

F:力、B:磁束密度、q:電荷、v:電荷の速度、μ:透磁率、H:磁界、E:電界

回答

式1,2より、 F=μHqv

これと式3より、Eq=μHqv

E=μHv

v=E/μH

答えは(3)です。

等速円運動ではなく、直線運動というところが エッとなりましたが、出来たら正解したい問題です。

毎年やっている資格試験は徐々に難しくなっていく傾向があります。電験三種のような受験者が伸び続けている資格は、合格率か合格者数を一定にしようとすると、難化は避けられません。過去問を解けるようになっている受験生が増えれば、差をつけるため難しくなっていきます。

対策は、過去問は必ず解けるようにしておく、理論科目の場合はキチンと公式の意味を理解しておいて問題がひねられた場合も対応できるようになる ですかね。

過去問よりレベルが高い問題集に手を出すのは、過去問が完璧になってからです。普通の人の勉強量では過去問を完璧にするだけで結構大変と思うので、新問題集に手を出すのは勉強計画を練ってから と思います。なにか参考になったら嬉しいです。

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