50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和3年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問13
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トランジスタ・・・とっつきにくいです。正直、難しい問題を出されたらても足も出ません。
エミッタベースコレクタ、ゲートソースドレイン、トランジスタ、サイリスタ・・・用語もごちゃごちゃになります。仕事でこのような回路設計をやっている人なら簡単なんでしょうが、普通の素人にとっては、機能など実感しにくく取っつきにくいと思います。
トランジスタ関連は記号や機能、設置方法を丸暗記して短期記憶で勝負。ひねられたら終わり。でも、普通の受験生に遅れを取らなければOK。苦手な人も多いと思われるので、通常難易度なら差をつけるチャンス という方針になります。
今回の問題は、等価回路図が出ているので親切な方と思われます。でも、定電流源という見慣れない記号も入っています。やっぱり取り付きにくい。
計算
実際は落ち着いて解けば、回路図から正解にたどり着けます。
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(1)式は図から得られます。
Iを定電流源から供給される電流とすると、gmがコンダクタンスであることを注意すると(2)式が得られます
(3)式はV=IRの関係ですが、並列抵抗の合成式と(2)式をつかって得られます。
(4)式が答えにつながる式です。(1)式と(3)式から、Vgsを約分し、消すことが出来ます。さらに、問題文の記載よりrd>>RL とでき、分母の(rd+RL)を rd と読み替えることが出来ます。よって分母分子の rd を約分し、消すと、最終項が得られます。
選択肢は(1)です。
取っつきにくいですが、式を立てたら意外と正解までたどり着ける問題です。苦手な人も多いと思われ、出来たら取りたいところ。
以上参考になったら嬉しいです