素人解説 令和4年度下期 電験三種 理論科目問8

電験三種

いよいよ8月。ついに電験三種上期試験の月になりました。ここからは実力の向上を目指す というよりは、暗記ものを短期記憶で詰め込む、見直し&調子を整える フェーズと思います。

令和4年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問8

出典:令和4年度下期  第三種電気主任技術者試験  理論科目 問題 問8

暗記問題です。ボクが使っていた参考書に波高値は載っていましたが、波高率も波形率も載っていませんでした。ボクがこの年に受けていたら分かるはずもなく、文脈から予想して時間かけずにカンで答える になります。

もし学習中に出会ったなら、過去問にでた問題は、とりあえず覚えます。過去問にでた問題は他の受験者ができる可能性が高く、遅れを取るわけには行きません。

ボクの場合は、暗記ものは、参考書や過去問より手を広げてまで覚えようとはしませんでした。差が付きやすい計算問題をきっちりできるようにする。そのほうが結果的に労力が少なくなると思います。

選択肢を見ると、(イ)(ウ)(オ)(カ)が逆の関係になっていないので、選択肢(5)が論外。残りは(ア)、(エ)が逆の関係、大きく と 小さく の関係が逆になっています。つまり、推測で何とかすることは不可能です。

調べると、波高率は波形の鋭さを示す値らしいです。波形の鋭さとすると(エ)は平均値というより最大値が入る。三角波をイメージして(オ)は大きく、(カ)は小さく。波高という言葉のイメージから、関連するのは最大値というように暗記するのは良いかもしれません。

波形率は直流に近いか を示す値らしいです。直流なら、平均値=実効値なので波形率は1です。どうやら直流より離れると1より大きくなるようです。イメージから、三角波が大きく(イ)、平らな方形波は小さく(ウ) で、選択肢は(1)です。

三角波、正弦波、方形波の平均値と実効値を求めるのは積分を使えば出来ますが、直接 値を聞かれていないのに計算するのは時間消費を考えると出来ません。やはり暗記しておかなければ対応出来ない問題のようです。

波形率と波高率の定義について、直流に近いか、波形の鋭さ というイメージだけ普段から覚えておく、試験直前に定義の式を短期記憶で頭に詰め込む、が作戦になるかと思います。

余裕があれば、代表的な正弦波の波形率と波高率を覚えておくと良いかもしれません。以上、何か参考になったら嬉しいです。

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