50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和3年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問16(a)
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電流計、電圧計の問題です。問題を一読して、こうすれば良い と見当は付きません。式を立てて検討しながら時間切れになりそうなら捨てる決断をするという進め方になります。
聞かれている電流計は負荷に直列に接続しています。電圧計とは並列に電源と繋がっているので、電圧計のことは無視して良さそうです。電流計と負荷は共通の電流I1が流れています。
電流計の内部抵抗Raの電力を聞かれているので、それを計算します。抵抗の電力は以下の式ですが、問題はどれを使うかです。直流回路なので一番右のIの二乗の形が良さそうです。
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問16(b)
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やはり直流回路ですから負荷抵抗は電圧が Ra 分下がっています。これが誤差となるはず。負荷抵抗にかかる電圧を ∨R とすると、
∨1I1:∨RI1 =∨1:∨R = (R+Ra):Ra = 324:4
誤差は、∨RI1/∨1I1 = 4/324 = 0.0123
よって、1.2% となり選択肢は(5)となります。
以上、一見して、こう解けば良い は分かりませんでしたが、基本を抑えて考えれば、複雑なことをしなくても正解にたどり着ける問題でした。計算結果が選択肢にあると、正解であることに確信を持てますね。できたら、目標時間以内に解きたいところです。
以上 参考になったら嬉しいです。