50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和4年度上期 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問16
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出典:令和4年度上期 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問題 問16
ホイートストンブリッジを連想させる可変抵抗と検流計の問題です。ホイートストンブリッジなら四角の抵抗の関係ですが、そのパターンは使えません。でも、原理をわかっていれば難しくはありません。パッと見、面倒くさそう、難しそう、図ややこしい を克服して 落ち着いてできるか。ここまでに時間をロスしていると飛ばしたくなると思います。とっつきにくくても意外と簡単に解ける場合があるので、捨てる前に一回は読んで置きましょう。
小問(a)
検流計が0ということは電圧が釣り合っているということで、電圧の関係を図に書いてみます。
RdとReが同じなので、直流電源Esが1/2ずつ配分されます。直流電圧3Vを考慮すると図のようになります。
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すべり抵抗AC間は6kΩとなりRbc 18kΩと合わせてRabは24kΩ。選択肢は(2)
小問(b)
小問(a)と同様に抵抗の比を電圧の比として図に書き込むと以下のようになります。殴り書きなのでΩやVが省略されているところがありますが、
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抵抗RdとReの値から、G点の電圧はEs負極を基準として11V であることが分かります。Rbcが12kΩ、小問(a)より、すべり抵抗全体で24kΩなので、すべり抵抗AC間は12kΩ。C点の電位は6Vであり、GC間の電圧は−5V(G点が接地)。選択肢は(1)
上期試験申込み
5/15〜申込期間始まっていますね。どうせ勉強してきているなら迷うことなく申込みましょう。
とても受からないくらいにしか勉強していないなら、下期を目指すのは あり です。が、自分は本当に電験に受かりたいのか 自分に問いかけましょう。電験の勉強は自分の生活を楽しくないものに変える覚悟が必要。中途半端な努力を注いで落ちるのは時間の無駄。現実的な計画を立て、それを鉄の意思で守りましょう。つい勉強したくなくて、サボったり時間を潰してしまうのは、自分が本当に電験に受かりたい訳ではない と自覚するところから始める必要があると思います。以上 何か参考になったら嬉しいです。