50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和3年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問17(b)
覚えておくべき公式
コンデンサに蓄えられるエネルギーを W 、 静電容量 C 、電圧 V 、蓄えられた電荷を Q とすると
- (Q=CV)
- W=CV2/2=QV/2=Q2/2C
1個目の公式は、1個目の公式の変形にも使うので、何があっても覚えておくべきレベルです。2も、同様ですが、運動エネルギー MV2/2 と相似形なので少し覚えやすいかも です。エネルギーは積分の形なので2乗/2の形みたいですね。
コンデンサAに蓄えられる電力
公式は単純ですが、問題文を読むと 2の公式のどれを使うと楽か、パッと予想が立ちません。結局どれを選んでも 同じくらい面倒くさそうです。だったら小問(a)の結果が使いやすい進め方を採用すべきかも。小問はヒントになっている という予想ですね。小問(a)より電界がわかっているので電圧を求められます。
コンデンサBに蓄えられる電力
選択肢は(2)になります。
作戦成功?
普通の人は最初の問題から解いていて、この問題を考えているということは最後の問題に時間内にチャレンジしている ということです。と、いうことは時間配分の作戦は成功と言えるでしょう。
この問17は小問が2個。電験三種は6割取れれば合格と考えると、小問1個目が出来た時点で、この小問2個目は捨てても良い とも考えられます。エネルギーを聞かれていて、公式を覚えていたら『多分できる。ただし面倒な計算だから時間は掛かりそう』と予想できます。もっと前の問題に不安があるなら小問2を捨てて前の問題に戻ったほうが得点を上げられるかもしれません。
過去問を解くときは、是非 時間を測って本番のシミュレーションをしながら解くことをおすすめします。電験三種の一番のハードルは理論科目。この理論科目で、時間内にこの問題を解いている ということは合格への手応えを感じているはず。
以上参考になったら嬉しいです。