50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
令和4年度 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問3
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非常に苦手でした。相互インダクタンスの問題だ というのは分かるのですが、公式を何故か覚えられないのです。ブログを書くために、独力で試しに解いているのですが、回答できませんでした。公式を覚えていれば、そんなに難しくは無いです。
覚えるべき公式
L=L1+L2±2M (1)
L:合成インダクタンス L1、L2:自己インダクタンス M:相互インダクタンス
M=k√L1L2 (2) k:合成係数
(1)式の ± はコイルの接続が打ち消し合うか、高め合うかによって変わるようです。今回の場合は合成インダクタンスLが与えられているのでコイルの巻き方向を考える必要は無さそうです。
どうでも良いことですが、ボクが相互インダクタンスが苦手な理由。(1)式の形が、(X+Y)2=X2+2XY+Y2 を思い起こさせるのですがちょっと違う。MはL1とL2の絡み合いを示すもので、連想として似ているのに、微妙に2乗が無いので混乱させられる というのがボクが覚えられない理由です。読んですぐは無理やり覚えられても、数ヶ月単位で時間が経つと定着した記憶しか呼び出せません。結局、この公式は苦手意識だけ定着して、記憶には残りませんでした。
解答
(1)式に問題の値を代入します。Lは86[mH]、L1は40[mH]、L2は10[mH]より、Mは18[mH]であることがわかります。
(2)式に上記を代入すれば
18=k√(40+10)=20k
k=18/20=0.9
選択肢は(2)
ボクの場合は公式が思い出せなかったので間違いましたが、一般的には正解を取るべき問題です。公式を覚えていれば時間も節約できたかも。
と、言っても誰もが取るべき問題を取れる訳ではありません。試験本番中に公式が思い出せない・・・と思っても、切り替えて他の問題を取る方が大事です。
電験三種は年2回制になってから傾向が変わった可能性はありますが、従来どおりなら6割取れば合格です。4割間違えられるので、1問失うことより、時間を失ったり、パニックになって複数問失うことのほうが危険です。5分間のあいだ、考えたり、思い出そうとして出来なかったら次の問題に移ったほうが無難と思います。
何か役に立ったら嬉しいです