50代のボクです。50代に入ってから電験の勉強を開始し、3年で電験三種、電験二種ホルダーになりました。素人ですが、過去問の解説を試みます。自分で解くなら こんな感じ を分かりやすく示したいと思います。素人解説なので電験二種合格者でも、この程度ということでご勘弁を。
問題の再掲
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出典:令和4年度上期 第三種電気主任技術者試験 理論科目 問題 問13
前回 選択肢(ア)の続き
前回 長くなってしまって途中になってしまっています。訳のわからない元の図1をグラフから下の図のように変換したところで終わっています。ここから解答。
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- vout =5Vのとき、上半分は単なる並列回路で20/3kΩ。v+は20/3kΩと10kΩの直列回路の中間の電圧。計算するとv+=2V。
- vout =0Vのとき、下半分は単なる並列回路で20/3kΩ。v+は10kΩと20/3kΩの直列回路の中間の電圧。計算するとv+=3V。
よって選択肢(ア)は 2〜3∨
選択肢(イ)(ウ)
問題文は、最初 vin =0V ということなので、図2より vout は5Vです。上の計算より、最初v+=3V になります。v+とvinはオペアンプの正負端子に入力されているので、vinが3Vになったとき、何かが起こりそうです。(図2からはvoutが0Vになるようです)選択肢(イ)は、3V。
同様に、選択肢(ウ)について。最初 vin =5V ということなので、図2より vout は0Vです。上の計算より、最初v+=2V になります。選択肢(ウ)は、2V。
選択肢を見ると既に解答(5)が得られています。ヒステリシス という言葉の意味は調べておきましょう。大体、行きと戻りで違うルートをたどる という感じです。
さて、ボクの場合は予備知識無しで何を考えればよいか、図1と図2から手書きの図にたどり着くまで10分?位かかったと思います。本番の試験でこれを初見で解くことになったら、諦めて他の問題に時間を回すべき。ただし、次回以降に過去問として解いた事がある状態で、この問題とほぼ同じ問題を試験本番で見たら・・・できたら食らいつきたいところです。
問題文の シュミットトリガ回路 という言葉と、解き方のエッセンスはちらっと覚えておきたいところです。仮にシュミットトリガ回路がまた出題されたとして、違う切り口かもしれません。だから、やっぱり捨てることになるかも ですが、もし ほとんど同じ内容を聞かれた場合には答えられるようにしておけば、差がつくところです。
おそらく苦手な人が多い分野、再出題の可能性が低い という問題は手が回らないので捨て は仕方ないところです。が、頻出を抑えたら、レア問題をどうするか 自分なりの戦略を立てるべきと思います。以上何か参考になったら嬉しいです。